松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第9回:守るべきもの】

松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第9回:守るべきもの】

徳川家康の”人生三大危機”のひとつとして知られている「三河一向一揆」。

「どうする家康」では、この「三河一向一揆」を2週にわたって丁寧に描かれていると話題になっています。

わが殿がなかなか日の目を見ない時代が描かれていますが、物語はどんどん盛り上がってきています!

そんな大河ドラマ「どうする家康」は、どの部分が創作だったのかを含め、時代背景や登場人物などの知識があればさらに楽しめること間違いなし!

そこでこのシリーズでは、【松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」】と題して、筋金入りの松潤ファンの筆者が、ドラマの解説を交えながら松本潤さんの魅力を紹介しています。

「どうする家康」をより深くより楽しむために、是非参考にしてください!

それでは第9回【守るべきもの】のネタバレ&解説スタートです!

目次

【第9回:守るべきもの】あらすじ

第8回の最後、一向一揆の軍師は家臣の本多正信であると知った家康。

さらに、家康を守って槍を受けた長吉が最期に残した”身内に裏切り者がいる”の言葉に、家康は身近な家臣さえ信用できなくなってしまいます。

自分の部屋に閉じこもったまま出てこない家康に、家臣団の重臣・鳥居忠吉(演:イッセー尾形さん)は“たとえ裏切られても信じきるか、疑いがあるものを切り捨てるか、二つに一つ”と言い聞かせました。

その言葉にある決心をした家康は、一揆側の軍師・本多正信と対峙して・・・

さらに、これからの自分の進む道を決意する、という第9回でした。

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松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」第9回

今回はまさに、本多正信の回。

感動したり、考えさせられたり、気持ちが忙しい回でしたね。

さて、いよいよ解説です!

第9回ネタバレ&解説①三河一向一揆の収束

ドラマでは家康の改心後、家臣団が勢いを盛り返した一方で、一揆側は疲弊してしまったため、”和睦の形で一向一揆は収束した”となっていました。

ただ、家康が「続け!」と叫んだだけで勢いが戻るわけはないですよね・・・?

チケちゃん

一向一揆はどのように収束していったの?

ジャニくん

家康が自ら出陣するようになった頃から、一揆側についた家臣は家康の姿を見ると退き、家康が退くと前線に出て戦うようになったんだって。

チケちゃん

家康の姿を見ると戦意喪失したってこと?

ジャニくん

家臣たちは、信仰として一揆には参加しても”家康が憎くて参加しているのではなくてただ信仰の場所を守りたかっただけ”という複雑な精神状態だったんだろうね。
そこへ家康がうまくつけ込んで、少しずつ形勢が家康側に傾いていったんだ。

そこには、この時代ならではの主君と家臣の関係性がありました。

主君は命を賭して守るもの・・・それを自分の本望となるような教育をうけて育った武士の子供たちは、自分が親になれば自分の子供たちにまたその教育を施します。

直参の家臣とは、何代にも渡り主君の家筋にそうやって仕えていく。

どんなに厚い信仰心があっても、家臣として主君を命がけで守りながら生きる道こそが、自分のアイデンティティなんですよね。

それを意識した時、「主君に刃を向けること=自分に刃を向けること」と感じたのだと思います。

チケちゃん

一揆側についた家臣はどうなったの?

ジャニくん

家康は、一揆側についた家臣たちの罪を責めることなく、帰参を許したんだ。
信仰と忠義に揺れた家臣たちの気持ちを理解したこともあるんだろうけど、ここでたくさんの家臣を失ったら、この先に控えている今川との戦いに挑めないと考えたのかもしれないね。

一度離反した家臣を許容した家康の器の大きさ・・・とも言えますが、やはりこの頃の三河の事情を考えると、そうせざるを得なかった背景が見えてきませんか?

第9回ネタバレ&解説②本多正信はなぜ一揆側についたのか

正信は熱心な浄土真宗の門徒で、一揆側の参謀を勤めました。

一揆の鎮圧に半年もかかった家康は、一揆側についた家臣も農民も不問にしたので、みな家康の元に戻りましたが、正信ただ1人だけは出奔(逃げて行方不明になること)して戻りませんでした。

チケちゃん

一揆側についた夏目広次は帰参を許されたけど、正信は所払いになったよね?

ジャニくん

その後の正信は、諸国を流浪しながら、その先々で起こっていた一向一揆に参加したんだよ。
三河一向一揆と同じくらい有名な「加賀一向一揆」で、織田信長とも戦ったとも言われているんだ。

正信は祖父の代からの松平の家臣ですが、石高はわずか40石しかなかったため、現在の価値で考えると正信の年収は300万円くらいとなります。

★1石=お米約150㎏
・150×40=6000㎏
・10㎏5千円で換算⇒約300万円

年収300万円で今川と松平に二重納税していたわけですから、決して楽な生活ではありませんでした。

これでは武士と言えども、農民と同じように神仏にすがり、来世の幸せを願いたくなりますよね。

ドラマの中で正信が家康に「仏にすがるのは現世が苦しいから」と諫言しましたが、それは農民のことではなく、まさに正信自身のことだったのでしょう。

チケちゃん

でも正信ってのちに・・・

ジャニくん

そうだね。
家康との関係はここで終わり・・・というわけではなさそうだよ。
それは物語のもっと先の話だから、今はこんなところでやめておくね!

チケちゃん

はーい!
本多正信、まだまだ何かありそうだから、名前を忘れないようにしなきゃ!笑。

本多正信、今後も要チェック人物です!

第9回ネタバレ&解説③千代の正体

古川琴音さん演じる謎の美女「千代」については、当初から「武田信玄の手のものではないか?」とネットで噂されていました。

その理由は、「望月千代女」という、武田の諜報活動を行っていた歩き巫女がいたから。

チケちゃん

歩き巫女ってなあに?

ジャニくん

歩き巫女とは、神社に属さず、村落を渡り歩く民間の巫女のことだよ。

望月千代女が実在したかは、学者さんの中でも様々な説があるためはっきりしませんが、ドラマの中では生き生きと、諜報活動をやってのけていました!

(生き生きと諜報活動、って変ですが!笑。)

信玄と家康が対峙するのはまだまだ先になりそうですので、「千代の出番もしばしお待たせ」といったところでしょう。

第9回ネタバレ&解説④松潤ファン歴女お勧めシーンはここ!

やはり第9回のお勧めシーンは、何といっても本多正信との長い長いセリフの応酬と演技バトル!に尽きます!!!

さすが大河で主役した経験がある松山さん 、ここぞっというときのお芝居のキメ方が素晴らしいですよね!

そして、その松山さんに負けじと奮闘する潤くんの意地の演技は、ゾクゾクしたものが背筋を通っていくような感覚になりました。

情けない表情から、決意の表情に移る時の心の機微をうまく表現できていて、いや~カッコいいって言ったらないです・・・

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まとめ

今回は、『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第9回:守るべきもの】』と題して、大河「どうする家康」第9回のあらすじとネタバレ&解説をしました。

第9回は、家康が後悔と懺悔の中で、この先の自分のなすべき事を思い知った回となりましたね。

三河一向一揆があったからこそ、家康は家臣を大切にして、できるだけ諜報や和睦で戦を避けながら、天下統一を果たそうと奮闘していったのでしょう。

まだまだ頼りない家康のヘタレな日々は続きそうですが、次回の予告からは少しコミカルな匂いがしたので、気楽に見れそうですよね。

では、第10回を楽しみにしましょう!

以上『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第9回:守るべきもの】』でした。

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