「タイトルバックが毎回凝っていて楽しい!」と、意外なところでも話題になっているNHK大河ドラマ「どうする家康」。
このタイトルバックが、その回の重要なアイテムだったりエピソードだったり・・・ネットでも盛り上がっていますよね。
第6回のタイトルバックは、”忍!忍!忍!”のクナイが、ひゅっ!ひゅっ!と「大河ドラマ」という文字の形になるというものでした。
さて、第6回は「続・瀬名奪還作戦」ということで、第5回に引き続き、今川から離反したことで人質に取られている元康の妻・瀬名と、子供たちを取り戻すために奮闘するという回です。
第6回は2週にわたって瀬名奪還のエピソードということで、かなり創作箇所が多い回でした。
そんな大河ドラマ「どうする家康」は、どの部分が創作だったのかを含め、時代背景や登場人物などの知識があればさらに楽しめること間違いなし!
そこでこのシリーズでは、【松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」】と題して、筋金入りの松潤ファンの筆者が、ドラマの解説を交えながら松本潤さんの魅力を紹介しています。
「どうする家康」をより深くより楽しむために、是非参考にしてください!
それでは第6回【続・瀬名奪還作戦】のネタバレ&解説スタートです!
【第6回:続・瀬名奪還作戦】あらすじ
今だ駿府・今川方の人質になっている妻・瀬名と子供たちを救い出そうと、伊賀忍者の「服部党」に奪還を託した松平元康。
第5回では、今川家の重臣の娘・お田鶴に、瀬名の母・巴がその計画を漏らしてしまったことから、作戦が失敗に終わったところまで描かれました。
第6回は、元康の家族を取り戻すために、忍の者たちが再び立ち上がります!
ここで、第6回の重要な人物を整理しておきましょう。
- 三河武士:本多正信
(演:松山ケンイチさん) - 伊賀忍者服部党頭領:服部半蔵
(演:山田孝之さん) - 上ノ郷城城主:鵜殿長照
(演:野間口徹さん)
今川氏真(演:溝端淳平さん)は、元康に降伏を求め「従わなければ瀬名たち元康の一家を皆殺しにする」と脅してきました。
溝端淳平さん演じる今川氏真の鬼気迫る感じがなんとも不気味だよね・・・
この時代、人質はいつ命を奪われてもおかしくなかったからね。
更に、幼少期には兄弟のように育った元康に裏切られたんだから、可愛さ余って憎さ100倍、ってところだったかも。
今川家重臣の鵜殿長照が守る「上ノ郷城」を攻めて生け捕りにした後、瀬名たちと「人質交換」を行うという秘策を考えたのは、家臣団の嫌われ者・本多正信。
元康の家臣たちは、正信の提案に疑心暗鬼ですが、元康は「やれ!」と服部半蔵に命令。
半蔵たち忍びの者たちは、果たして無事に瀬名たちを奪還できたのか?・・・という物語でした。
ネットでは、主役級俳優の松山ケンイチさんと山田孝之さんが共演している贅沢さが話題になっていたね!
ふたりとも演技が上手いから、画面の迫力が半端なかったよね!
それだけでも十分見ごたえのある回だったね。
松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」第6回
第6回は忍びメンツ大活躍で、戦闘が始まる瞬間からBGM含め最高にワクワクさせてもらった。あの高揚感と躍動感。ますます愛が強くなり「どうする家康」私の中で育ってます!オールキャスト愛しちゃってます♡敵方も含め。特にW山田ポイント高め😆訳あって昨夜視聴。#どうする家康
— "m"luminance6901 (@luminance6901_m) February 14, 2023
さて、ここからはいよいよドラマの解説です!
第6回ネタバレ&解説①伊賀忍者と甲賀忍者
前回、瀬名たちの奪還に失敗したのが、服部半蔵率いる伊賀忍者の服部党。
服部党に不安を感じた本多正信が、助っ人として声をかけたのが甲賀忍者の判与七郎(演:新田健太さん)でした。
与七郎は実在していて、元康の上ノ郷城攻めで鵜殿長照(野間口徹さん)を討ち取った人物、として記録に残っています。
あれ?
伊賀忍者は徳川方、甲賀忍者は豊臣方、というイメージが強いんだけど・・・
この頃は伊賀も甲賀も「仕事」として割り切って、雇われ忍びのような働き方だったみたいだよ。
服部半蔵からすると、自分に仕事を頼んでおいて、他の同業者にも声を掛けるなんて、きっとガッカリだったと思いますが、前回の瀬名奪還に失敗しているので文句は言えなかったのでしょう!
第6回ネタバレ&解説②平八郎と小平太
中3末娘との会話で、学校のお友達と
— chibimj (@chibimika25) February 14, 2023
どうする家康の話題で盛り上がったと
報告が🤗
第6話は、平八郎と小平太の話が
特に面白かったと😂
中3女子の会話の中で盛り上がれる
大河ドラマ💜いいねっ😆#どうする家康
久しぶりに小平太が出てきたと思ったら、まさかの「殿の金陀美具足にも劣らぬ千切れ具足!」に筆者は大笑い!!
小平太の千切れ具足、笑っちゃったけど、あながちネタではないんでしょ?
そうだね!
小平太は下級武士で満足な具足を持っていなかったから、旗本として初めての戦に出るときに、縫いが少々千切れた具足を友人がプレゼントしてくれたんだ。
小平太は、「早く手柄をたて、同い年の平八郎殿に追いつき…」と殿に初陣の直談判をしましたね。
出立ちも生い立ちも、ふたりは何もかもが全然違っていました。
●平八郎(演:山田裕貴さん)
・松平本家の譜代大名の本田氏の家系に生まれる
・幼いころから元康に仕え、13歳で桶狭間の戦いの前哨戦「大高城の兵糧入れ」(「どうする家康」第一話)で元服・初陣を果たす
●小平太(演:杉野遥亮さん)
・松平氏の譜代家臣に仕える陪臣の家柄で、有力な武将ではなかった
・幼いころから勉学を好み、字も非常に上手かった
・13歳に時に元康の目にとまり、小姓となった
平八郎と小平太って仲がよさそうだね。
役職を与えられたタイミングも、その後出世していくスピードもほぼ同じで、とても仲が良かったように感じられるよね。
2人の関係性は記録に残ってないので、「そうだったらいいなぁ〜」という後世の人々の憧れから生まれた部分も多いのかもしれませんね!
いずれにしろ、今後平八郎と小平太は、元康を日本一の殿様にするために、協力しながら邁進していくのです・・・
この小平太くんのキャラ、筆者はかなり好きです♡
忠次(大森南朋さん)と数正(松重豊さん)が殿の参謀の両巨頭ならば、七之助(岡部大さん)と小平太は、殿の癒しの両巨頭だと感じています!
第6回ネタバレ&解説③上ノ郷城攻め
【どうする家康】
— 玄彗(げんすい)🌈占いは世界一のエンターテインメント! (@gensuiuranai) February 13, 2023
第6回
難攻不落の上之郷城攻めで、忍者が大活躍した。
今回の大河はバトルシーンやアクションシーンがとってもコミカル。どこか往年の仮面ライダーシリーズを見ているような感覚になった。
多分脚本家のテイストが、コミカル・アクション派なのだろう。
鵜殿生け捕り作戦って創作のエピソードっぽいよね。
いや、鵜殿生け捕り作戦は創作ではなく、史実なんだ。
ただし、上ノ郷城を裏手から船で攻めている描写は創作だろうね。
難攻不落といわれた上ノ郷城の陥落原因は、忍者たちが放った火による火災説が濃厚とされています。
於大の方の直訴が功を奏したのかわかりませんが、上ノ郷城戦の勝利後、上ノ郷城は久松長家が貰い受けているんですよね。
第6回では、本多正信が考えた奇策の通りに上ノ郷城を攻めている真っただ中でも、やっぱり”お腹痛い殿”の情けな~い感じがくすっと笑えました!
こういうコミカルな演技も松本さんの得意とするところですよね。
そして、そんな殿の傍で、松明ぬくぬくしてる正信が非常にいい味を出していました。笑。
やっぱり食えない人です。
第6回ネタバレ&解説④瀬名の奪還
『どうする家康』 第6話
— こーが@城巡り中 (@kouga_y5) February 14, 2023
上之郷城攻めと人質交換。
服部党の次世代が大活躍。
忍びのかっこ良さを堪能できます✨
瀬名奪還のための人質交換は
ハラハラドキドキ&悲しい😭
⬇️
鵜殿の2人の息子の身柄と引き換えに、岡崎へ返された瀬名と子供たち。
駿府に暮らしていた瀬名は、これまで岡崎に入ったことがなかったため、どれだけ心もとなかなったことでしょう。
駿府の洗練された雅な空気感とは違い、その頃の岡崎は小さな田舎のお城でしたからね・・・
今川の縁者でもある、瀬名一族に対する氏真の仕打ちが冷酷すぎてゾッとしたんだけど!
氏真を演じる溝端淳平さんの演技は、迫力があって凄かったね!
氏真は大きすぎる父親の存在にコンプレックスがあったのかも・・・
瀬名の両親である関口氏純・巴夫妻ですが、史実によるとこの人質交換が行われた時、すでに処刑されていました。
もはや、瀬名には岡崎しか居場所がなくなっていたのでしょうね。
そして、瀬名と竹千代、亀姫が処刑されなかった理由はよくわかっていません。
いつもの氏真(溝端淳平さん)の気まぐれか、はたまた何か考えがあってのことか・・・
とりあえず、こうして元康のところへ帰ってきた瀬名ですが、今後の瀬名の運命に対して大きな伏線となるのです。
第6回ネタバレ&解説④松潤ファン歴女お勧めシーンはここ!
では最後に、第6回のツボをご紹介しましょう!
第5回で瀬名たちの奪還作戦に失敗した服部半蔵に、「もう一度策がある」と言われ、不安がる忠次や数正の前で半蔵に「やれ!」と命ずるシーン。
その前の殿は、悩みに悩む憂いに満ちた表情には何ともいえない色気があり、また迫力もあって、本当に格好良かった!!
そして、半蔵の「俺らはできるかできないかでは考えませぬ。やれと言われたことをやるまで」というセリフに、この時代の主従関係を観たようでグッときました・・・
NHK「どうする家康」
— 益弘®︎均 |歯科医師(Hitoshi Masuhiro) (@dr_masuhiro) February 12, 2023
第六回【続 瀬名奪還作戦】
今川氏真(溝端淳平)は元康(松本潤)に対し「降伏しなければ瀬名 (有村架純)たちを皆殺しにする」と通達した。本多正信(松山ケンイチ)からは「今川家重臣を生け捕りにし、瀬名たちと人質交換する」という更なる秘策を提案されるが…
興味深い pic.twitter.com/iyALkix1KS
そして、上ノ郷城を攻めてる家臣たちからの報告を待っている元康のこの感じ・・・かっこよすぎてこちらが震えてしまいます!
金陀美具足も、闇夜の中に光り輝いていますね!
#NHK 大河「どうする家康」妖艶くノ一登場! ダメダメ松潤の男気にSNS大盛り上がり…第6回見どころ https://t.co/5wOEKaxgn2 #芸能ニュース #芸能 #ニュース pic.twitter.com/3wpu5OmvdT
— スポーツ報知 芸能情報 (@hochi_enta) February 10, 2023
そして、川を隔てて元康と氏真が対峙するシーンも見ごたえがありましたね~。
双方の緊張感と、しっかり抱き合う元康と瀬名の姿。
ただ、この喜びの裏で瀬名の父と母が犠牲になったことを知らない、元康の安堵の顔がなんとも切なかった・・・
そして、瀬名の母・巴が瀬名に言った「そなたが命をかけるべき時がいずれ必ず来ます。それまで強く、もっともっと強く生きるのです」という言葉。
これはのちに、瀬名を巻きこんだ大事件につながる伏線に感じたのは筆者だけでしょうか?
以上、第6回の松本さんの素敵な演技&筆者のお勧めのシーンでした!
まとめ
今回は『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第6回:続・瀬名奪還作戦】』と題して、大河「どうする家康」第6回のあらすじとネタバレ&解説をしました。
第6回は戦いのシーンが多く、たくさんの血が流れた回でしたので、松本さんのシーンは少なめで、松潤ファンには少し物足りなかったのが残念でした・・・
こうしてみると、「なんだかんだで瀬名奪還は劇的なエピソードだったんだなぁ〜」と、改めて元康と家族の関係性を考えさせられた2週でしたね。
次回の第7回は、元康にとって人生の3大試練の一つと言われている、あの大事件に向かって物語が大きく動きそう。
以上『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第6回:続・瀬名奪還作戦】』でした。