松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第19回:お手付きしてどうする】

松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第19回:お手付きしてどうする】

内容が濃厚でなかなか抜け出せない、と話題になったNHK大河ドラマ「どうする家康」の第18回。

武田信玄に大敗した三方ヶ原で起きていたであろう、徳川家康の家臣たちの生きざまをうまく創作と史実を融合させたと評判になりました。

そんな大河ドラマ「どうする家康」は、どの部分がドラマとしての創作だったのかを含め、時代背景や登場人物などの知識があればさらに楽しめること間違いなし!

そこでこのシリーズでは、【松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」】と題して、筋金入りの松潤ファンの筆者が、ドラマの解説を交えながら松本潤さんの魅力を紹介しています。

「どうする家康」をより深くより楽しむために、是非参考にしてください!

それでは第19回【お手付きしてどうする】のネタバレ&解説スタートです!

目次

【第19回:お手付きしてどうする】あらすじ

前回の第18回「三方ヶ原の合戦」から、「ひと休み」的な、ちょっと気楽に観れる回かと思いきや…

あの「事件」を知っている視聴者にとっては、あれもこれも伏線!伏線!伏線!状態でしたよね?

まずは、第19回の重要な人物を整理しておきましょう。

【初登場のキャスト】
・家康の側室・お万
(演:松井玲奈さん)

三方ヶ原の合戦の勢いで西に進軍していた武田信玄(演:阿部寛さん)が撤退し、すべてを嫡男・武田勝頼(演:眞栄田郷敦さん)に託して息を引き取りました。

一方、武田に寝返った将軍・足利義昭(演:古田新太さん)は、織田信長(演:岡田准一さん)によって、京都から追放されてしまいました。

そして家康は、三方ヶ原で自分の命を守るために多くの家臣が命を失ったショックから立ち直れずにいました。

そんな家康の心の傷を癒したのは、身の回りを世話する美しい侍女・お万(演:松井玲奈さん)。

岡崎にいる瀬名(演:有村架純さん)を思いながらも、お万に心を許してしまった家康は、ついお手付きをしてしまい・・・

さて、それを知った瀬名は・・・というのが第19話のストーリーでした。

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松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」第19回

第19回ネタバレ&解説①【信玄の死】

武田信玄が、3年間は亡くなったことを隠すように遺言を残して、あとは息子の武田勝頼に託したのは、信玄享年53歳でした。

チケちゃん

信玄が胸を苦しそうに押さえるシーンが
今までも何度かあったね。
信玄の死因はわかっているの?

ジャニくん

信玄の死因については諸説があるんだ。
主なものは、暗殺説、肺結核、胃がん、なんかだね。

チケちゃん

信玄の急死は歴史を大きく動かす原因になったんでしょ?
信玄が亡くなって一番利を得たのは誰?

ジャニくん

人が亡くなり利を得る、とはあまり良い表現ではないけど、
そこは戦国時代の話。
一番喜んだのは、やはり信長だよね。

チケちゃん

家康かと思っていたんだけど、
信長・・・なんだね!
どうして?

ジャニくん

もちろん家康も命拾いしたんだけど、
もし信玄が生きていたら、信玄は京まで攻め上り、
信長も苦戦または敗戦していたかもしれないんだよ。

チケちゃん

なるほど。
信玄の退場は歴史の大きなターニングポイント
だったんだね・・・

信長は、だんだん疎ましくなっていた足利義昭を、武田と通じたことを理由に体よく京の都から追い出して、天下がグッと近くなりましたよね。

うん、やっぱり得をした人物選手権1位は信長でしょう!

なので、信玄の死因には、信長の暗殺説もでているのです。

しかし、信玄の死因はおそらく病死です。

何の病気なのかははっきりしていないのですが、「呼吸する度に苦しんで吐血していた」と書物に残っているので、肺結核説が一番濃厚でしょう。

しかし、胃がんで亡くなった、と書かれている書物もあり、肝臓病ではないか、との説をとなえる学者さんもいて、結局のところハッキリしていません。

いづれにしても、信玄がもしももう少し生きていれば、家康は天下を取れず、今の私たちの世がまったく違うものになっていたかも?

そう考えると、歴史って不思議で興味深いものですね!!!

第19回ネタバレ&解説②【戦神・摩利支天】

今回のタイトルバック、猪に乗った女神は、数正が「いつも懐に入れているの戦神・摩利支天が守ってくださったのかも」と言った通り、仏教における守護神です。

チケちゃん

戦神・摩利支天ってどんな神様なの?

ジャニくん

摩利支天は、陽炎から生まれた神様、と言われていて、
その御利益は「傷つけられない」。
陽炎から生まれたので実体がなく、
故に傷つけられることがない、と言う考えだね。

摩利支天は、戦に明け暮れていた戦国時代に大変好まれ、信仰していた武将も多くいたようです。

家康もそのひとりだったのでしょう…

第19回ネタバレ&解説③【お万の方とは】

お万の方は後に「小督(こごう)の局」と呼ばれて、70代半ばまで生きた当時では長命な家康の側室です。

チケちゃん

側室絡みの騒動は、第10回でもが描かれたよね?

ジャニくん

第10回に出てきたのは、お葉、
後の西郡の局とその子督姫だったね。
西郡の局が家康の最初の側室、と言われていて、
今回の主人公「お万の方」は2人目の側室なんだ。

お風呂でお手付き(笑)したのは史実どおりで、その頃、瀬名の目が届かなかった中での出来事だったのも史実どおり。

生まれた男子は、後に結城秀康となり徳川家に関わってきますが、ネタバレになるかもなので、秀康については詳しく書かずに先に行きます!

お万の方が登場するのは今回限りかな?

松井玲奈さんの可愛らしい色気のある演技、最高でした~♪

第19回ネタバレ&解説④【折檻事件と瀬名の気性】

さてドラマでは、お万の方が侍女たちに頼んで反省の態度を示すため折檻を希望する一芝居をうち、瀬名が許す、という流れでした。

このお万の方の折檻事件は、実は嫉妬に狂った瀬名が一方的に起こした、と言われていて、その気性の荒さから、瀬名は悪妻、という印象をつくったエピソードのひとつです。

チケちゃん

そうだよね・・・
今までのいろんなドラマでも、
瀬名は悪妻、っていうイメージが強かったよね。

ジャニくん

瀬名が悪妻だったという記録は、
この当時の書き物には残っていないんだよ。
後の世で家康の人生を語る上で瀬名が悪妻の方が
都合が良かったので、創作されたエピソード
なのかもしれないね。

長年、瀬名は悪妻だったと言われてきました。

しかし「どうする家康」では、実は瀬名は悪妻ではなかったのではないか?という視点で小沢さんの脚本ができています。

この後、瀬名にとって運命の出来事に進んでいきますが、果たして本当の瀬名は、良妻、悪妻、どちらだったのでしょうか。

そして、このあたりが今後の物語の大きな伏線になっているような気が・・・。

第19回ネタバレ&解説⑤【正室の立場】

お万の件で瀬名が怒ったのは、よその女性との間に子供をもうけたことではなく、自分の正室としての立場、自分が産んだ信康と亀姫の立場を蔑ろにされたこと。

チケちゃん

お葉の産んだ子供は瀬名も喜んでいたのに、
今回はなんで宿下がりをして育てることになったの?

ジャニくん

それは、第10回でも描かれてたけど、
正室と側室との間には大きな大きな身分や
立場の差があったからなんだ。

チケちゃん

うん。
正室と側室の立場の違いは、
第10回の時によく理解できたんだけど・・・。
生まれた子供はどっちも家康の子だし・・・

ジャニくん

正室と側室の立場の違いは、
そのままその子供たちの立場に反映されているんだ。
そして、側室を選ぶ立場の正室を通さずに
勝手にあちらこちらに手をつけて知らない間に
どんどん「殿の子」と名乗る輩が増えていったら
それこそ大変なことになる!

チケちゃん

そっか!
そりゃ、普段は穏やかな瀬名が、
あんなに怒るのは無理ない話だねー。

お万自身も「この子を産めばお家が乱れる」と言っていましたが、兄弟で家督相続争いをした結果、家臣が割れ、戦になり、お家が滅んだというのはよくある話でした。

お万の方は、家康から大事にされていた様子はなく、それはやはり、ちゃんと手順を踏んだ側室ではなかったので、後のお家のために家康が遠ざけた、と言われています。

それでも、家康の子供を産んだのですから、その後の生活に困ることはなかったでしょう。

ネットでは、お万の方の強さを「女が嫌う女」と叩かれていましたが、家を無くした女が生きていく術として、賢かったのは間違いないのでしょう。

第19回ネタバレ&解説⑥松潤ファン歴女お勧めシーンはここ!

今回の殿は、とにかく家臣にも弄られ、怒鳴られ、いいところまるでなし!

ところが、そんな情けな~い殿さまの姿をうまく演じていた潤くんが可愛いやら愛おしいやら。

19話全般を通してダメダメ家康でしたが、特に面白かったのは、お万の懐妊を報告する服部半蔵(演:)とのやりとりは、まるで「勇者・ヨシヒコ」そのもので滑稽でしたね!

そして、白状するなら今だ、と忠次と数正に言われて目が泳ぐ殿。その表情、是非ご覧ください!

怒鳴りこんできた瀬名の顔を見て一言の「・・・やあ」の言い方とタイミングに爆笑したり、家臣の前で瀬名に米びつぶつけられて立つ背がない殿と、瀬名に次の米びつを渡す康政も最高でしたね。笑。

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まとめ

今回は、『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第19回:お手付きしてどうする】』と題して、大河「どうする家康」第19回のあらすじとネタバレ&解説をしました。

家康の次男・結城秀康の誕生にまつわる「瀬名の折檻事件」をモチーフに、従来語られていた悪妻・瀬名のイメージを変えてくれる素敵なお話でした。

ただこの先、物語はどんどんかなり重めの内容になっていくと思われます。

ちょっと心が苦しいとき、この第19回をみて、くすっと笑って楽になれる、そんな素敵な回でした。 

そして次回第20回は「岡崎クーデター」、これもまた史実に基づいた重いお話になりそう・・・

以上『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第19回:お手付きしてどうする』でした。

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