松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第3回:三河平定戦】

松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第3回:三河平定戦】

松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」、続々と新キャストが出てきて盛り上がってきました!

第2回は、味方と思った松平の一族に裏切られたり、家来に怒声を浴びせられたり・・・そして、妻子がいる駿府に戻るか本領の岡崎に帰還するかなど、「どうする?」な選択を迫られた松平元康(のちの徳川家康)でしたね。

普通に見ていても十分に楽しめる「どうする家康」ですが、せっかく大河ドラマを観るなら、多少なりともその時代背景や登場人物などの知識があったほうがより楽しめんですよね。

そこでこのシリーズでは、【松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」】と題して、筋金入りの松潤ファンの筆者が、ドラマの解説を交えながら松本潤さんの魅力を紹介していきます。

「どうする家康」をより深くより楽しむために、是非参考にしてください!

それでは第3回【三河平定戦】のネタバレ&解説スタートです!

目次

【第3回:三河平定戦】あらすじ

松平元康(のちの徳川家康)は、家族が待つ駿府への帰還をいったん諦めて、家来たちと一緒に故郷・岡崎へ戻ります。

まずは出演者を整理しましょう。

  • 今川義元の嫡男:今川氏真
    (溝端淳平さん)
  • 尾張大名:織田信長
    (岡田准一さん)
  • 元康の叔父:水野信元
    (寺島進さん)
  • 元康の母:於大の方
    (松嶋菜々子さん)
  • 元康の重臣:酒井忠次
    (大森南朋さん)
  • 元康の重臣:石川数正
    (松重豊さん)

今川氏真の援軍は待てど暮らせどやってこず、織田信長には全く歯が立たない状態の元康軍。

家臣たちの中には、織田に寝返るべきだと言い始めるものも出て、殴り合いのけんかをするほどとなっていました。

しかし、今川に謀反すれば、駿府に残した妻子の身がどうなるか・・・そこへ叔父の水野信元がやってきて、思い悩む元康と生き別れた元康の母・於大の方を引き合わせるのでした。

元康と於大の方の再会は、実に16年ぶり!

しかし、嬉し涙に濡れた再会に浸る間もなく、於大の方は「主君たるもの己の妻や子など打ち捨てろ」と冷たく言い放ち、織田への寝返りを進言します。

そんな時、元康は重臣の酒井忠次・石川数正から城下の農民たちの様子を見せられ、その願いと思いを教えられます。

忠次と数正は、松平のため岡崎のため、自分の命を投げ捨てて織田方に寝返ることを嘆願。

元康は苦しみながら君主としての決断をする・・・というストーリーでした。

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松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」第3回

今川家を裏切って織田につくべきかどうか・・・元康の苦悩が描かれた第3回でしたね。

早速、第3回の見どころを紹介します!

第3回ネタバレ&解説①ジィのヘソクリ

「ジィ」こと鳥居忠吉(演ːイッセー尾形さん)は元康の祖父の代から松平家に使える譜代の重臣で、元康が駿府で人質になっている間は、留守居役で岡崎を守っていました。

留守居役とは?
城主が城にいないときに城を任せられ、城主の代わりに領土を守る役目の者
謀反を起こされると城を盗られてしまうので、特に信任の厚い譜代の家臣から選ばれることが多い

忠吉は、元康が岡崎城主として帰還した時に備えてコツコツと蓄財をしていたおかげで、元康は戦を行うことができたため、松平家再興の立役者であった、と言われています。

今川の従者たる岡崎がどのくらいの困窮状態だったのかは分かりませんが、可愛い我が子の将来のためにヘソクリを貯める母のような忠吉の働きは、心から忠臣であったことが伺えますよね~。

そして、このシーンの見どころはやはり何と言っても「えびすくいVer.2」笑。

松本さんの「ジィもやめとけ~、死ぬぞ?」の言い方が、なんともキュート♡

元康が忠吉を心から心配している様子が上手く表現されていて、松潤ファンとしてはかなり高ポイントのシーンでした!

第3回ネタバレ&解説②於大の方と水野信元が勧めた寝返りの意味

ナレーションではありましたが、今回は於大の方と元康の事情が判明しましたね。

史実では、於大の方の実兄・水野信元は、桶狭間の戦いの直後くらいまで元康を助けて織田勢と戦っていたようです。

ただ、義元亡き後の今川の劣勢をみて、早々と織田方に寝返った。

そもそも、三河をはじめ国衆がなんで今川に付き従っていたかと言うと、それは絶大な力のもとに「所領安堵」の約束されていたから。

所領安堵(しょりょうあんど)とは?
「うちについていれば、あなたの土地や民を奪わぬと約束します」とお墨付きを貰うこと

元康の家臣たちが今川劣勢と気づいて「所領安堵」を約束してくれる織田方につくことは、戦国時代の世において全くもって当たり前のことなんですよね。

於大の方が「信長様は松平と対等に結び、三河をそなたに任せてくださると仰せです。この上ないありがたいお話でしょう。」と言ってましたが、このアドバイスも決して責められるものではないのかも。

また、水野は今後、元康の後ろ盾となって信長との関係を繋いでいく人ですので、100%悪人ではなさそう・・・

今のところは寺島さんの演技がちょっと怖いですけど。笑。

チケちゃん

ねえねえ!
何でみんな「所領安堵」が欲しいの?

ジャニくん

不安定だった戦国時代では「所領安堵」を約束してくれる強い君主に、みんなつきたかったんだ。
そのために味方を裏切るのは当たり前だったんだよ!

第3回ネタバレ&解説③元康の苦渋の選択

今回、結局は駿府を裏切り織田方に寝返ることを決心した元康ですが、そうなれば駿府にいる妻子と三河衆がどうなるかは誰もがわかっている話ですよね。

家族を思う気持ちは、主君だろうが家臣だろうがみな同じなのに、自分は望んでなった訳でもない「殿」という立場のために、家族を諦めろ、と言われているんだから元康にとっては凄く理不尽な話だと思います。

と、これはドラマの話ですね。

実際のところ、元康の選択はやむにやまれず、追い詰められて仕方なく・・・という節があったようです。

チケちゃん

元康はどうして今川を裏切る決断をしたの?

ジャニくん

元康は、何度も何度も氏真宛に援軍を願ったんだけど叶わなかったんだ。
家臣同様、心の中では「もう今川は頼りにならない」と思っていたのかもね。

攻められて負けて、早く援軍をと願っても、氏真は自分のお膝元駿府のことに精一杯で、三河の元康には何の手助けもしてくれなかった。

ようやく吉良義昭(演ː矢島健一さん)が援軍に駆けつけてくれても、織田の大軍にはまったく歯が立たなかった時点で、元康の戦は詰んでますよね…

だから織田方に寝返ったのは、家臣に頼まれたから決断した訳ではなく、元康自身の考えもあったのでしょう。

チケちゃん

でもそれだけで、大恩ある今川を裏切るかなぁ?

ジャニくん

元康も心のどこかで、「今が三河全土を手に入れるチャンスかもしれない」という想いはあったんじゃないかな。

第2回の解説でも書きましたが、この頃の三河はたくさんの国衆によってバラバラに支配されていたので、この時の混乱に乗じて三河を平定するのが三河のためでもあったと考えられます。

第3回ネタバレ&解説④松潤ファン歴女お勧めシーンはここ!

第3回「三河平定戦で、最も切なく最も感動するシーンが、忠次と数正の懇願からの吉良攻め。

SNSでも話題になっていましたよね。

とにかく悲しくて悲しくて、苦悩に満ちた元康を演じている松本さんの表情が、切なく胸に迫ってきました

このシーンの松本さんの演技を観ていて、筆者は2009年の松本さん主演ドラマ「スマイル」を思い出しました。

当時、共演していた俳優の小栗旬さんが「心を動かされた」と語った雨の号泣シーン。

あの時の涙もすごく切なかったですが、今回の最後のカットの涙も同じくらい切なさに満ちていて、名シーンになっていました。

松本さんの素敵な演技、筆者のお勧めのシーンですよ!

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まとめ

今回は『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第3回:三河平定戦】』と題して、大河「どうする家康」の第3回「三河平定戦」のあらすじとネタバレ&解説をしました。

前回までの少しコミカルなストーリー運びとは違って、第3回は切なくて悲しい回になっていましたね。

その分、松本さんの涙や苦悩の表情が光る演出になっていました。

以上「『松潤ファン歴女がネタバレ&解説!大河「どうする家康」【第3回:三河平定戦】』」でした。

次回「清州でどうする!」もこうご期待!

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